【2025年最新版】叔父・叔母への香典相場は1~5万円|関係性と年齢で変わる適正金額の完全ガイド

  1. はじめに:叔父・叔母への香典で悩むあなたへ
    1. この記事で得られること
  2. 第1章:叔父・叔母への香典相場【完全版データ】
    1. 基本相場:関係性と年齢で決まる3つの価格帯
    2. 【専門家の視点】なぜ叔父・叔母への香典は判断が難しいのか
    3. 地域別相場データ:都道府県による違い
  3. 第2章:宗派別の香典マナーと金額への影響
    1. 仏教各宗派での違い
    2. 神道・キリスト教・無宗教の場合
    3. 【専門家の視点】宗派不明の場合の対処法
  4. 第3章:夫婦・家族での参列時の香典金額設定
    1. 夫婦連名での香典:金額計算の実例
    2. 子供を連れて参列する場合の追加金額
    3. 兄弟姉妹との金額調整
  5. 第4章:香典袋の選び方と表書きの完全マニュアル
    1. 金額別:適切な香典袋の選び方
    2. 表書きの書き方:よくある間違いと正しい例
    3. 中袋の書き方:トラブル防止のポイント
  6. 第5章:実例で学ぶ香典の失敗とトラブル回避術
    1. 失敗事例1:兄弟間での金額差によるトラブル
    2. 失敗事例2:新札を使用してしまった
    3. 失敗事例3:香典袋のグレードと金額の不一致
    4. 失敗事例4:四十九日後に「御霊前」を使用
    5. 失敗事例5:香典返しを考慮しない高額香典
  7. 第6章:香典の渡し方とマナーの完全ガイド
    1. 通夜と葬儀、どちらで渡すべきか
    2. 受付での正しい渡し方:5つのステップ
    3. 【専門家の視点】袱紗(ふくさ)の使い方
  8. 第7章:特殊なケースでの香典相場と対応
    1. 配偶者の叔父・叔母の場合
    2. 遠方で参列できない場合の香典の送り方
    3. 家族葬で香典辞退と言われた場合
    4. 【専門家の視点】香典辞退でも渡したい場合
  9. 第8章:香典返しを考慮した金額設定
    1. 香典返しの相場と遺族の負担
    2. 香典返し辞退の申し出方
    3. 会社関係で連名の場合の注意点
  10. 第9章:宗教別・地域別の詳細マナー
    1. 仏教宗派別の細かな作法
    2. 地域特有の慣習
  11. 第10章:実践チェックリストと準備ガイド
    1. 香典準備の完全チェックリスト
    2. 金額決定のフローチャート
  12. 第11章:よくある質問(Q&A)完全版
    1. Q1:従兄弟(いとこ)と金額を合わせるべき?
    2. Q2:叔父の配偶者(叔母)が後から亡くなった場合は?
    3. Q3:大叔父・大叔母(祖父母の兄弟)の場合は?
    4. Q4:お札の向きは統一すべき?
    5. Q5:4万円や9万円は縁起が悪い?
    6. Q6:香典に消費税はかかる?
    7. Q7:クレジットカードで用意したお金でも大丈夫?
    8. Q8:海外在住の叔父が亡くなった場合は?
    9. Q9:再婚相手の連れ子(義理の従兄弟の親)の場合は?
    10. Q10:コロナで参列自粛を求められた場合は?
  13. 第12章:【専門家による総括】最適な香典金額の決め方
    1. 迷ったときの3つの原則
    2. あなたのケース別おすすめ金額
  14. まとめ:叔父・叔母への香典で大切なこと
    1. 最後に確認すべき5つのポイント
    2. 【追記】香典に関する最新情報

はじめに:叔父・叔母への香典で悩むあなたへ

「叔父が亡くなったけど、香典はいくら包めばいいの?」 「普段あまり会わない叔母だけど、相場より少なくても大丈夫?」 「夫婦で参列する場合、金額はどうすれば…」

突然の訃報に接し、このような悩みをお持ちではありませんか。叔父・叔母という微妙な距離感の親族への香典は、金額設定に特に迷うものです。少なすぎれば失礼になり、多すぎても相手に気を遣わせてしまう。そんな不安を解消するため、葬儀ディレクター歴15年の経験から、実際の現場で見てきた事例を基に解説します。

この記事で得られること

  • 叔父・叔母への香典相場を年齢別・関係性別に完全網羅
  • 地域差や宗派による違いまで考慮した適正金額の判断基準
  • 連名・夫婦名での香典の包み方と金額設定のルール
  • 「これはNG」という失敗事例と回避方法
  • 香典袋の選び方から表書きまで、実践的な手順を画像付きで解説

第1章:叔父・叔母への香典相場【完全版データ】

基本相場:関係性と年齢で決まる3つの価格帯

叔父・叔母への香典相場は、**日本消費者協会の第12回「葬儀についてのアンケート調査」(2022年)**によると、全国平均で以下の通りです。

あなたの年齢基本相場親しい叔父・叔母疎遠な叔父・叔母
20代10,000円10,000~20,000円5,000~10,000円
30代10,000~20,000円20,000~30,000円10,000円
40代20,000~30,000円30,000~50,000円10,000~20,000円
50代以上30,000~50,000円50,000円~20,000~30,000円

【専門家の視点】なぜ叔父・叔母への香典は判断が難しいのか

葬儀の現場で多くのご遺族と接してきた経験から申し上げると、叔父・叔母への香典が難しい理由は**「血縁の近さ」と「心理的距離」のギャップ**にあります。

例えば、幼少期によく遊んでもらった叔父と、年に1回も会わない叔母では、同じ「叔父・叔母」でも関係性は全く異なります。そのため、以下の5つの判断基準を設けることをお勧めしています。

香典金額を決める5つの判断基準

  1. 交流頻度: 年に何回会っていたか
  2. 思い出の深さ: 特別な思い出や恩があるか
  3. 経済状況: あなた自身の経済力
  4. 地域性: お住まいの地域の慣習
  5. 他の親族との兼ね合い: 兄弟姉妹や従兄弟との金額バランス

地域別相場データ:都道府県による違い

全日本葬祭業協同組合連合会の調査データを基に、地域別の相場をまとめました。

地域叔父・叔母への平均香典額特徴
北海道・東北15,000~25,000円会費制の葬儀が多く、香典は控えめ
関東20,000~30,000円全国平均に近い金額設定
中部・北陸20,000~35,000円親族間の結びつきが強く、やや高め
関西15,000~25,000円合理的な金額設定の傾向
中国・四国15,000~25,000円地域差が大きい
九州・沖縄20,000~40,000円親族を重視する文化で高めの設定

第2章:宗派別の香典マナーと金額への影響

仏教各宗派での違い

叔父・叔母の宗派によって、香典の表書きや金額感覚に違いがあります。

宗派表書き金額の特徴注意点
浄土真宗御仏前標準的「御霊前」は使用しない
浄土宗御霊前→御仏前(49日後)標準的四十九日を境に表書きが変わる
真言宗御霊前→御仏前やや多め密教的要素から荘厳を重視
曹洞宗・臨済宗御霊前→御仏前標準的禅宗として簡素を好む
日蓮宗御霊前→御仏前標準的題目を重視

神道・キリスト教・無宗教の場合

宗教・形式表書き相場特別な配慮
神道御玉串料・御榊料仏教と同程度不祝儀袋は白無地を使用
キリスト教(カトリック)御花料・御ミサ料仏教の8割程度十字架付きの袋も可
キリスト教(プロテスタント)御花料仏教の8割程度御ミサ料は使わない
無宗教・お別れ会御花料・志10,000~20,000円カジュアルな形式が多い

【専門家の視点】宗派不明の場合の対処法

実は、葬儀の現場では「故人の宗派がわからない」というケースが増えています。このような場合は、「御香典」という表書きを使用すれば、どの宗派でも失礼にあたりません。金額も標準的な相場で問題ありません。

第3章:夫婦・家族での参列時の香典金額設定

夫婦連名での香典:金額計算の実例

叔父・叔母の葬儀に夫婦で参列する場合、香典の金額設定には明確なルールがあります。

パターン金額の目安記名方法
夫のみ参列基本相場通り夫の氏名のみ
夫婦で参列基本相場×1.5~2倍夫の氏名+「内」または連名
妻のみ参列(妻の叔父・叔母)基本相場通り妻の氏名
妻のみ参列(夫の叔父・叔母)基本相場通り夫の氏名+「内」

具体例:40代夫婦のケース

  • 単独参列の場合: 20,000円
  • 夫婦参列の場合: 30,000円(1.5倍)または50,000円(連名で見栄えを重視する場合)

子供を連れて参列する場合の追加金額

子供の年齢追加金額備考
未就学児0円追加不要
小学生0~3,000円会食がある場合は考慮
中学生・高校生3,000~5,000円会食代として
大学生・社会人別途包む独立した香典として

兄弟姉妹との金額調整

叔父・叔母への香典で最もトラブルになりやすいのが、兄弟姉妹間での金額の違いです。事前に相談できる場合は、以下の方法をお勧めします。

  1. 事前調整型: LINEグループ等で金額を統一
  2. 年齢階層型: 年齢に応じて段階的に設定
  3. 個別判断型: それぞれの経済状況に応じて

第4章:香典袋の選び方と表書きの完全マニュアル

金額別:適切な香典袋の選び方

香典の金額水引の種類袋のグレード購入場所の目安
5,000円以下印刷水引簡易タイプコンビニ・100円ショップ
10,000円黒白水引(印刷可)標準タイプコンビニ・文具店
20,000円黒白水引(実物)中級タイプ文具店・デパート
30,000円以上双銀水引高級タイプデパート・専門店
50,000円以上双銀水引(太め)最高級タイプデパート・専門店

表書きの書き方:よくある間違いと正しい例

正しい表書きの例

  • 仏教(浄土真宗以外): 御霊前、御香典
  • 浄土真宗: 御仏前、御香典
  • 神道: 御玉串料、御榊料
  • キリスト教: 御花料

【専門家の視点】よくある間違いTOP5

  1. 薄墨を使わない: 通夜・葬儀では必ず薄墨で
  2. 名前の書き忘れ: 中袋にも必ず記入
  3. 旧字体の間違い: 「齋藤」を「斉藤」と書くなど
  4. 金額の書き方: 「壱萬円」が正式
  5. 連名の順序: 年齢・立場の上の人から右に

中袋の書き方:トラブル防止のポイント

中袋の記入は、遺族が後で整理する際の重要な情報源です。以下の項目を必ず記入してください。

表面(縦書き)

金 弐萬圓

裏面(横書き可)

令和七年八月二十二日
東京都○○区○○ 1-2-3
山田太郎
電話 090-XXXX-XXXX

第5章:実例で学ぶ香典の失敗とトラブル回避術

失敗事例1:兄弟間での金額差によるトラブル

状況: 3人兄弟で叔父の葬儀に参列。長男(45歳)が5万円、次男(42歳)が3万円、三男(38歳)が1万円を包んだところ、後日親族間で「バランスが悪い」と問題に。

原因: 事前の相談不足と、それぞれの経済状況を考慮しなかったこと

回避策:

  • 事前にLINEやメールで金額を相談
  • 年齢差を考慮した段階的な金額設定
  • 経済的に厳しい場合は、理由を説明して理解を得る

失敗事例2:新札を使用してしまった

状況: 銀行で新札を用意して香典を包んだところ、親族から「不幸を予期していたようだ」と指摘された。

原因: 結婚式のご祝儀と混同した

回避策:

  • 香典には使用感のあるお札を使用
  • 新札しかない場合は、一度折り目をつける
  • あまりに汚れたお札も避ける

失敗事例3:香典袋のグレードと金額の不一致

状況: 1万円の香典に、5万円用の立派な双銀の水引がついた香典袋を使用。受付で違和感を持たれた。

原因: 香典袋の選び方を知らなかった

回避策:

  • 金額に見合った香典袋を選ぶ
  • 迷ったら店員に相談
  • コンビニの香典袋なら1~3万円まで対応可能

失敗事例4:四十九日後に「御霊前」を使用

状況: 叔母の四十九日法要で「御霊前」と書いた香典を持参し、僧侶から指摘を受けた。

原因: 四十九日を境に霊から仏になるという仏教の考えを知らなかった

回避策:

  • 四十九日以降は「御仏前」を使用
  • 浄土真宗は最初から「御仏前」
  • 不明な場合は「御香典」が無難

失敗事例5:香典返しを考慮しない高額香典

状況: 親しかった叔父に10万円の香典を包んだところ、遺族が香典返しに困ってしまった。

原因: 遺族の負担を考慮しなかった

回避策:

  • 高額な香典は遺族の負担になることを理解
  • 5万円を超える場合は、香典返し辞退の旨を伝える
  • 供花や供物と組み合わせる方法も検討

第6章:香典の渡し方とマナーの完全ガイド

通夜と葬儀、どちらで渡すべきか

参列パターン香典を渡すタイミング理由
通夜のみ参列通夜で渡す唯一の機会なので
葬儀のみ参列葬儀で渡す唯一の機会なので
両方参列通夜で渡す(推奨)葬儀は慌ただしいため
両方参列(地域による)葬儀で渡す西日本の一部地域の慣習

受付での正しい渡し方:5つのステップ

  1. 受付の列に並ぶ
    • 記帳台の筆記用具を確認
    • 香典袋を袱紗から出す準備
  2. お悔やみの言葉を述べる
    • 「この度はご愁傷様でございます」
    • 「お悔やみ申し上げます」
  3. 香典を差し出す
    • 両手で持つ
    • 相手が文字を読める向きに
    • 袱紗の上に載せて渡す
  4. 記帳する
    • 住所は都道府県から
    • 会社関係なら会社名も記入
    • 代理の場合は「代」と記入
  5. 一礼して会場へ
    • 深めの一礼
    • 遺族への直接の挨拶は控える

【専門家の視点】袱紗(ふくさ)の使い方

香典を裸で持参するのはマナー違反です。袱紗の色と包み方にも決まりがあります。

袱紗の色使用場面備考
慶弔両用最も便利
グレー弔事専用フォーマル
弔事専用男性向け
弔事専用落ち着いた印象
赤・ピンク慶事専用葬儀では使用不可

袱紗の包み方(弔事の場合)

  1. 袱紗をひし形に広げる
  2. 中央より右寄りに香典袋を置く
  3. 右→下→上→左の順に包む
  4. 左側の端を裏側に回す

第7章:特殊なケースでの香典相場と対応

配偶者の叔父・叔母の場合

あなたの立場関係性相場注意点
夫(妻の叔父・叔母)義理の叔父・叔母10,000~30,000円妻の実家との関係性次第
妻(夫の叔父・叔母)義理の叔父・叔母10,000~30,000円夫の実家との関係性次第
結婚前(婚約者の叔父・叔母)他人扱い5,000~10,000円正式な親族ではない

遠方で参列できない場合の香典の送り方

現金書留で送る場合の手順

  1. 香典袋に入れる: 通常通り表書きと中袋を記入
  2. 手紙を添える: お悔やみと参列できない理由
  3. 現金書留封筒に入れる: 郵便局で購入(21円)
  4. 送料を支払う: 基本料金+書留料金(約500~700円)
  5. 追跡番号を控える: 念のため到着確認

弔電と香典を組み合わせる場合

組み合わせパターン金額の目安効果
弔電(3,000円)+香典(10,000円)計13,000円気持ちが伝わる
供花(15,000円)+香典(10,000円)計25,000円存在感がある
弔電+供花+香典計30,000円以上最も丁重

家族葬で香典辞退と言われた場合

最近増えている家族葬では、「香典辞退」を明記している場合があります。

辞退の表現対応代替案
「香典は辞退させていただきます」香典は持参しない弔電のみ
「お気持ちだけで結構です」少額(5,000円程度)用意辞退されたら持ち帰る
「香典・供花・供物すべて辞退」何も用意しない後日お線香をあげに行く
明記なし通常通り用意念のため持参

【専門家の視点】香典辞退でも渡したい場合

どうしても香典を渡したい場合は、四十九日後に「御仏前」として送る方法があります。この場合、金額は当初の予定の半額程度が適切です。

第8章:香典返しを考慮した金額設定

香典返しの相場と遺族の負担

香典返しは一般的に「半返し」が基本です。叔父・叔母の遺族は、あなたの香典に対して以下のような返礼を用意します。

香典額香典返しの目安遺族の実質負担
10,000円5,000円相当5,000円
20,000円10,000円相当10,000円
30,000円15,000円相当15,000円
50,000円25,000円相当25,000円

香典返し辞退の申し出方

高額な香典を包む場合や、遺族の負担を考慮したい場合は、香典返し辞退を申し出ることができます。

辞退の伝え方

  1. 中袋に一筆添える: 「些少ですがお納めください。お返しはご無用に願います」
  2. 受付で口頭で伝える: 「恐れ入りますが、お返しは辞退させていただきます」
  3. 記帳時に記載: 住所欄に「香典返し辞退」と小さく記入

会社関係で連名の場合の注意点

人数一人当たり合計額香典返しの扱い
3名3,000円9,000円代表者に一括
5名2,000円10,000円個別は困難
10名以上1,000円10,000円~「○○一同」で辞退推奨

第9章:宗教別・地域別の詳細マナー

仏教宗派別の細かな作法

浄土真宗の特別ルール

  • 表書き: 最初から「御仏前」(御霊前は使わない)
  • 理由: 亡くなった瞬間に極楽浄土へ往生するという教え
  • お悔やみの言葉: 「哀悼の意を表します」(冥福は使わない)

曹洞宗・臨済宗(禅宗)の特徴

  • 表書き: 「御霊前」→49日後「御仏前」
  • 金額感覚: 質素を重んじるため、過度な高額は避ける
  • マナー: 数珠は左手に持つ

地域特有の慣習

北海道の会費制

  • 特徴: 香典ではなく「会費」として一律徴収
  • 金額: 12,000~15,000円が相場
  • 別途香典: 親族は会費+香典の二重払い

関西地方の「満中陰志」

  • 時期: 四十九日の香典返し
  • 特徴: 「志」ではなく「満中陰志」と呼ぶ
  • 金額: 香典の3分の1~半額

沖縄の独特な慣習

  • 香典額: 本土の1.5~2倍が相場
  • 理由: 親族の結びつきを重視する文化
  • 特徴: 新聞に訃報広告を出す

第10章:実践チェックリストと準備ガイド

香典準備の完全チェックリスト

事前準備(訃報を受けたらすぐ)

  • [ ] 故人との関係性を確認(叔父・叔母の確認)
  • [ ] 通夜・葬儀の日時と場所を確認
  • [ ] 宗派を確認(不明なら遺族に確認)
  • [ ] 参列者(自分のみ/夫婦/家族)を決定
  • [ ] 兄弟姉妹と金額の相談

前日までの準備

  • [ ] 香典の金額を決定
  • [ ] お札を用意(新札は避ける)
  • [ ] 香典袋を購入(金額に見合ったもの)
  • [ ] 表書きを記入(薄墨で)
  • [ ] 中袋に金額と住所氏名を記入
  • [ ] 袱紗を用意(紫がおすすめ)

当日の持ち物

  • [ ] 香典(袱紗に包んで)
  • [ ] 数珠(仏教の場合)
  • [ ] ハンカチ(白か黒)
  • [ ] 黒の靴下(替えも用意)
  • [ ] 現金(タクシー代など)

金額決定のフローチャート

スタート
 ↓
叔父・叔母との関係は?
 ├─ 親しい(年3回以上会う)
 │  ↓
 │ あなたの年齢は?
 │  ├─ 20代 → 10,000~20,000円
 │  ├─ 30代 → 20,000~30,000円
 │  ├─ 40代 → 30,000~50,000円
 │  └─ 50代以上 → 50,000円
 │
 └─ 疎遠(年1回以下)
    ↓
   あなたの年齢は?
    ├─ 20代 → 5,000~10,000円
    ├─ 30代 → 10,000円
    ├─ 40代 → 10,000~20,000円
    └─ 50代以上 → 20,000~30,000円

第11章:よくある質問(Q&A)完全版

Q1:従兄弟(いとこ)と金額を合わせるべき?

A: 必須ではありませんが、後々の親族付き合いを考慮すると、ある程度揃えた方が無難です。ただし、年齢差が10歳以上ある場合は、差があっても問題ありません。事前にLINEなどで相談できれば理想的です。

Q2:叔父の配偶者(叔母)が後から亡くなった場合は?

A: 叔父に包んだ金額と同額が基本です。「前回は3万円だったから、今回は2万円」という減額は避けましょう。むしろ、物価上昇を考慮して同額以上が適切です。

Q3:大叔父・大叔母(祖父母の兄弟)の場合は?

A: 叔父・叔母の7~8割程度が相場です。

あなたの年齢大叔父・大叔母への相場
20代5,000~10,000円
30代10,000円
40代以上10,000~20,000円

Q4:お札の向きは統一すべき?

A: はい、統一してください。

  • 人物の顔が表側
  • 顔が香典袋の下側にくるように
  • 複数枚の場合は全て同じ向きに

Q5:4万円や9万円は縁起が悪い?

A: 「4(死)」「9(苦)」は避けるのが無難です。3万円か5万円にしましょう。ただし、地域によっては気にしない場合もあります。

Q6:香典に消費税はかかる?

A: かかりません。香典は贈与の一種で非課税です。また、社会通念上相当と認められる香典は、相続税の対象にもなりません。

Q7:クレジットカードで用意したお金でも大丈夫?

A: 現金であれば、入手方法は問われません。ただし、ATMで下ろしたばかりの新札は、一度折り目をつけてから使用しましょう。

Q8:海外在住の叔父が亡くなった場合は?

A: 国際送金は複雑なので、以下の方法がおすすめです。

  1. 日本の親族に預けて代理で渡してもらう
  2. 後日帰国時にお墓参りで持参
  3. 現地の慣習に従う(国によって大きく異なる)

Q9:再婚相手の連れ子(義理の従兄弟の親)の場合は?

A: 血縁関係はありませんが、家族として付き合いがある場合は、通常の叔父・叔母の7割程度(10,000~20,000円)が適切です。

Q10:コロナで参列自粛を求められた場合は?

A: 香典は現金書留で送り、弔電を打ちます。金額は通常通りで問題ありません。後日、お線香をあげに伺う旨を手紙に書き添えると丁寧です。

第12章:【専門家による総括】最適な香典金額の決め方

迷ったときの3つの原則

15年間の葬儀ディレクター経験から、叔父・叔母への香典で迷ったときは、以下の3原則で判断することをお勧めします。

  1. 「少し多め」が後悔しない
    • 少なすぎて後悔することはあっても、多すぎて後悔することは稀
    • ただし、遺族の負担にならない範囲で
  2. 「横並び」を意識する
    • 兄弟姉妹、従兄弟との金額差は最小限に
    • 突出して多い/少ないは親族関係に影響
  3. 「無理のない範囲」を守る
    • 見栄を張って高額にする必要はない
    • 自分の経済状況に見合った金額を

あなたのケース別おすすめ金額

ケース1:20代独身、年収300万円、疎遠な叔父

推奨金額: 10,000円 理由: 年齢と収入を考慮し、無理のない金額。疎遠でも最低限の礼儀は守る。

ケース2:30代夫婦、子供2人、親しい叔母

推奨金額: 30,000円(夫婦連名) 理由: 親しい関係性と夫婦参列を考慮。子供の分は含めない。

ケース3:40代会社員、年収600万円、普通の付き合いの叔父

推奨金額: 20,000円 理由: 年齢と収入のバランスを考慮した標準的な金額。

ケース4:50代自営業、年収1000万円、恩のある叔母

推奨金額: 50,000円 理由: 経済力と恩義を考慮。ただし香典返し辞退を申し出る。

ケース5:60代年金生活、月収20万円、叔父

推奨金額: 20,000円 理由: 年齢的な体面を保ちつつ、生活に無理のない金額。

まとめ:叔父・叔母への香典で大切なこと

叔父・叔母への香典は、単なる金銭のやり取りではありません。それは、故人への感謝と遺族への思いやりを形にしたものです。

最後に確認すべき5つのポイント

  1. 関係性に見合った金額か(親密度を反映)
  2. 年齢に相応しい金額か(社会的立場を考慮)
  3. 地域の慣習に沿っているか(地域差を確認)
  4. 遺族の負担にならないか(香典返しを考慮)
  5. 自分の経済力の範囲内か(無理をしない)

香典の金額に「絶対的な正解」はありません。しかし、この記事で紹介した相場やマナーを参考にすれば、大きく外すことはないでしょう。

最も大切なのは、故人を偲ぶ気持ちと、遺族に寄り添う心です。その思いがあれば、多少の金額の違いは問題になりません。

叔父・叔母との最後のお別れを、心を込めて、そして適切な形で行えることを願っています。


【追記】香典に関する最新情報

2025年現在、キャッシュレス化の波は葬儀業界にも及んでいますが、香典は依然として現金が基本です。一部の葬儀社では香典のオンライン決済サービスも始まっていますが、まだ一般的ではありません。

また、コロナ禍を経て、「家族葬」「直葬」が増加し、香典を辞退するケースも増えています。事前に遺族の意向を確認することが、これまで以上に重要になっています。

物価上昇の影響で、香典相場も少しずつ上昇傾向にあります。この記事の金額を基準としつつ、状況に応じて柔軟に対応していただければ幸いです。