リビングウィル(終末期意思表示書)の書き方|記載項目・保管方法・家族への伝え方

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TERASU by 玉泉院 終活支援スタッフ監修終活・エンディングノートの作成をサポートしてきた専門スタッフが解説します。

「もし意識を失ったとき、自分の意思を家族に伝えられるか不安」「家族に迷惑をかけたくない」

この記事ではリビングウィルの記載項目・書き方・保管方法・家族への伝え方をわかりやすく解説します。

リビングウィルとは?エンディングノートとの違い

リビングウィルエンディングノート
目的終末期の医療・ケアに関する意思表示人生の情報・希望・メッセージを記録
法的効力低い(法律上の強制力なし)が医療現場で参考にされるほぼなし(情報の整理ノート)
渡す相手家族+かかりつけ医・病院家族・信頼できる人

記載すべき項目

  • 延命治療について:心肺蘇生・人工呼吸器を希望する/しないなど
  • 胃ろう・経管栄養:意識がなくなった場合の人工的な栄養補給の希望
  • 緩和ケアの希望:苦痛を和らげることを最優先してほしいかどうか
  • 臓器提供の意思:脳死・心停止後の臓器・組織提供の希望
  • 最期を迎える場所:自宅・病院・ホスピスなど
  • 作成日・署名・捺印

💡 「〇〇してほしい」と肯定形で書く

否定形(〇〇しないでほしい)は解釈が分かれることがあります。「苦痛を和らげることを最優先してほしい」「自宅で最期を迎えたい」など肯定的な表現で書くと意思が伝わりやすくなります。

保管と共有の方法

  • 原本を自宅の決まった場所に保管し、家族に場所を伝える
  • コピーをかかりつけ医・入院中の病院に渡しておく
  • 財布に「リビングウィルあり」と記したカードを入れておく
  • 定期的に(1〜2年に一度)内容を見直し、変わった場合は書き直す

⚠ 書いても家族が知らなければ意味がない

リビングウィルは家族全員(特に近親者)に内容を伝え、どこに保管してあるかも共有してください。家族会議や食事の席など日常のタイミングで話し合うことをおすすめします。

Q気持ちが変わったら書き直せますか?

いつでも書き直せます。変更した場合は古い文書を廃棄し、新しい文書に作成日・署名を入れてください。家族や医師にも変更した旨を伝えましょう。

この記事のまとめ

  • リビングウィルは終末期医療への意思表示書。エンディングノートより医療に特化
  • 記載項目:延命治療・胃ろう・緩和ケア・臓器提供・最期を迎える場所など
  • 原本を自宅に保管し、コピーをかかりつけ医にも渡しておく
  • 書いても家族に伝えなければ意味がない。場所と内容を必ず家族に共有する

最終更新:2026年2月|TERASU by 玉泉院 編集部