お通夜(逮夜)とは?流れ・服装・香典・焼香の宗派別作法・お悔やみの言葉まで完全解説

訃報を受けて「通夜はどのような流れで進むのか」「何を持参すればいいのか」「焼香の作法は?」と戸惑う方は多いです。この記事では、通夜の意味・仮通夜と本通夜の違い・葬儀形式別の参列可否・当日の流れ・服装・持ち物・香典・焼香の宗派別作法・お悔やみの言葉・通夜振る舞いのマナー・喪主の準備まで、参列者・遺族双方の視点で徹底解説します。

この記事でわかること

  • 通夜(逮夜)の意味・仮通夜と本通夜の違い
  • 家族葬・一般葬・一日葬など形式別の参列可否
  • 通夜当日の流れ(受付〜通夜振る舞いまで)
  • 服装マナー(正喪服・準喪服・略喪服の違い)
  • 必ず持参すべきもの(香典・数珠・袱紗など)
  • 香典の金額相場・書き方・渡し方
  • 焼香の3種類と宗派別回数・作法
  • お悔やみの言葉と忌み言葉
  • 通夜振る舞いのマナー
  • 宗派別(仏教各宗・神道・キリスト教)の通夜の作法
  • 費用の内訳・葬儀社選定のポイント
  • 喪主・遺族側の準備チェックリスト

通夜(逮夜)とは何か——意味・仮通夜と本通夜の違い

通夜の本来の意味と現代の変化

通夜とは、葬儀・告別式の前夜に、故人のそばで家族・親族・友人知人が集まり、故人との最後の時間を共に過ごす儀式です。「逮夜(たいや)」とも呼ばれます。

もともとは文字通り「夜を通して」故人に付き添う儀式でした。邪悪なものが近づかないよう守りながら、故人のご遺徳を偲び、思い出を語り合いながら夜を明かすことが本来の通夜の姿でした。

現代では形式が大きく変化しており、夜通しではなく夕方から2〜3時間程度で終わる「半通夜」が主流になっています。

項目 従来の通夜 現代の通夜(半通夜)
時間 夜通し(日の出まで) 2〜3時間程度(18〜21時頃)
参加者 近親者・親族が中心 友人・知人・会社関係も参列
場所 自宅が中心 斎場・会館が主流
食事 手料理での接待 仕出し弁当・オードブルが一般的

仮通夜と本通夜の違い

通夜には「仮通夜」と「本通夜」の2種類があります。

種類 時期 規模・内容
仮通夜 逝去当日の夜 家族・近親者のみで静かに過ごす。僧侶を呼ばず、故人の側で夜を過ごす形が多い。近年は行わないケースも増加
本通夜 逝去翌日以降の夜 一般的に「通夜」と呼ばれるもの。僧侶の読経・焼香・通夜振る舞いが行われる。友人・知人も参列可能

現代では故人を病院から直接葬儀社の安置所に搬送するケースが増えたため、仮通夜を省略して本通夜のみ行うことが一般的になっています。

葬儀形式別の参列可否——家族葬は基本的に参列できない

一般参列者が通夜に参列できるかどうかは、葬儀の形式によって異なります。最近では家族葬が全体の約6割を占めており、一般参列者が参列できない形式の葬儀が主流になっています。

葬儀形式 一般参列者の通夜参列 特徴
一般葬 ✅ 可能 通夜・葬儀ともに一般参列者を受け入れる従来型。全体の約3割
家族葬 ❌ 原則不可 家族・親族・親しい友人のみで行う。喪主から招待された人のみ参列可。全体の約6割
一日葬 ❌ 不可 通夜を行わず、葬儀・告別式のみ1日で執り行う。通夜自体がない
直葬(火葬式) ❌ 不可 通夜・葬儀を行わず、火葬のみ。極めて簡素な形式
密葬 ❌ 不可 近親者のみで行い、後日お別れ会・偲ぶ会を別途開催する形式
⚠️ 家族葬への無断参列は遺族の迷惑になる場合がある

「通夜なら参列してもいいだろう」と無断で参列すると、準備していない遺族が対応に困る場合があります。家族葬の場合は、訃報を受けても参列を申し出るのではなく、遠慮するのがマナーです。後日自宅へ弔問する際は必ず事前連絡してから伺いましょう。

通夜当日の流れ

参列者から見た通夜の流れ

順序 内容 ポイント
①受付 開始30分前頃から受付が始まる。芳名帳に記帳し、香典を渡す 遅刻は厳禁。受付前に袱紗から香典を取り出しておく
②着席 案内に従って着席。喪主・親族が前方、参列者が後方 私語を慎み、静粛に待機する
③僧侶入堂 合掌または黙礼で僧侶を迎える
④読経 宗派によって異なるが30〜40分程度 参列者は静かに読経を聴き、故人を偲ぶ
⑤焼香 喪主→遺族・親族→参列者の順に焼香 宗派によって回数が異なる(後述)
⑥僧侶退堂 合掌または黙礼で僧侶を見送る
⑦喪主挨拶 喪主が参列者へ感謝の挨拶を述べる
⑧通夜振る舞い 別室に移動し飲食しながら故人を偲ぶ 少量でも口をつけるのがマナー(後述)

タイムスケジュール例

時間 内容
17:30 受付開始(開始30分前)
18:00 通夜開式・僧侶入堂
18:05〜18:50 読経・焼香
18:50 僧侶退堂
19:00 喪主挨拶・通夜振る舞いへの案内
19:10〜20:30 通夜振る舞い
20:30頃 一般参列者は退席
21:00以降 遺族・親族のみで故人を偲ぶ

服装マナー(参列者・遺族・子供)

喪服の3つの格式

喪服には正喪服・準喪服・略喪服の3段階の格式があります。立場によって着用する格式が異なります。

格式 着用する立場 男性 女性
正喪服 喪主・遺族(最も格式が高い) モーニングコート 黒紋付き(和装)/アンサンブル(洋装)
準喪服 通夜・葬儀の参列者の一般的な服装 ブラックスーツ ブラックフォーマル(ワンピース・スーツ)
略喪服 急な訃報で準備できない場合・お別れ会など ダークスーツ(黒・濃紺・チャコールグレー) ダークカラーのスーツ・ワンピース
💡 参列者は「準喪服」が基本。急な訃報なら「略喪服」も可

通夜への参列者は準喪服が基本ですが、急な訃報で準備できない場合は略喪服(ダークカラーのスーツ)でも失礼にはあたりません。ただし遺族・喪主は参列者より格式の高い正喪服を着用するのが理想です。

男性の服装の詳細

アイテム 内容
スーツ 黒のブラックスーツ(準喪服)。急な場合はダークスーツ可
シャツ 白無地。柄・ストライプ不可
ネクタイ 黒一色。柄・光沢素材不可
靴・靴下 黒の革靴(エナメル不可)・黒の靴下
バッグ 黒の革製が基本。金具が目立たないもの
コート 黒・濃紺・グレー。建物に入る前に脱ぐ

女性の服装の詳細

アイテム 内容
服装 黒のワンピース・アンサンブル・スーツ(光沢素材・露出の多いものは不可)
ストッキング 黒のストッキング。肌色は不可
黒のパンプス(5cm程度までのヒール)。スエード素材可
バッグ 黒の布製・革製の小型バッグ。光沢のある素材・金具が目立つものは不可
アクセサリー 真珠のネックレス(一連のみ)・一粒パールのイヤリング可。それ以外は外す。結婚指輪はOK
ネイル 落ち着いた色に変えるか落とす。間に合わない場合は手袋で対応可
コート 黒・濃いグレー。毛皮・ファー素材は不可(殺生を連想させる)

子供の服装

状況 服装
制服がある場合(小学生以上) 制服が正装。制服で参列で問題なし
制服がない場合 白いシャツ+黒や紺のボトムス。無地でシンプルなもの
乳幼児・赤ちゃん 派手な色・華美な装飾がなければ何でも可

持ち物チェックリスト

✅ 参列者が持参するもの
  • 香典——袱紗に包んで持参(後述)
  • 数珠(念珠)——仏式のみ。神式・キリスト教では不要。宗派によって形が異なるが、どの宗派でも使える「略式数珠(片手数珠)」が便利
  • 袱紗(ふくさ)——香典を包んで持参するための布。弔事用は紺・グレー・深緑・紫色
  • 黒・白のハンカチ——白が主流だったが現代では黒も許容される。派手な柄は不可
  • 筆記用具(黒のボールペン)——芳名帳記帳用
  • 現金(小銭含む)——駐車場代・交通費など
数珠は本来その宗派のものを使うべきですが、他宗派の葬儀に参列する場合は略式数珠(片手数珠)があれば宗派を問わず使えます。数珠を持っていない場合は、なくても特に失礼にはあたりません。神式・キリスト教の葬儀では数珠は使用しません。

香典の金額相場・書き方・渡し方

金額相場(故人との関係・年齢別)

故人との関係 20代 30代 40代以上
親・配偶者・子 30,000〜50,000円 50,000〜100,000円 100,000円〜
兄弟姉妹 30,000円 30,000〜50,000円 50,000円〜
祖父母 10,000〜30,000円 30,000〜50,000円 50,000円〜
叔父・叔母・甥・姪 10,000円 10,000〜20,000円 20,000〜30,000円
親しい友人・知人 5,000〜10,000円 10,000円 10,000〜30,000円
一般的な友人・知人 5,000円 5,000〜10,000円 5,000〜10,000円
職場の上司・同僚 5,000円 5,000〜10,000円 10,000円
職場の部下 3,000〜5,000円 5,000円 5,000円
⚠️ 4・9・偶数の金額は避ける

「4(死)」「9(苦)」を連想する金額、および縁が切れるとされる偶数(2万・4万・6万円など)は避けるのがマナーです。ただし2万円は許容される場合も多いです。3,000円・5,000円・10,000円・30,000円・50,000円などキリのよい奇数金額が基本です。

香典袋の選び方・書き方

宗教・宗派 表書き(上段) 水引 墨の色
仏式(宗派不明) 御香典・御香料・御霊前(四十九日前) 黒白または双銀の結び切り 薄墨
浄土真宗 御仏前(「御霊前」は不可) 黒白の結び切り 薄墨
神式 御玉串料・御榊料・御神前 黒白または双銀の結び切り 薄墨
キリスト教 御花料・献花料(プロテスタント:「御霊前」不可) 白無地の封筒または十字架柄 通常の黒墨
宗派不明 御香典が最も汎用的 黒白の結び切り 薄墨
薄墨を使う理由は「悲しみで墨をする間もなく駆けつけた」という気持ちを表現するためです。弔事用薄墨筆ペンはコンビニで購入できます。

香典の渡し方

受付では以下の手順で香典を渡します。

  1. 受付の前に立ち、お悔やみの言葉を一言述べる
  2. 袱紗から香典袋を取り出す
  3. 袱紗の上に香典袋を乗せ、受付係から表書きが読める向きに向けて両手で差し出す
  4. 芳名帳に住所・氏名を楷書で記帳する
【受付でのお悔やみの言葉の例】
「このたびはご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」
「突然のことで、大変驚きました。どうぞお力を落とさないでください」

焼香の種類と宗派別の作法

焼香の3種類

種類 特徴 行われる場面
立礼焼香 立ったまま祭壇前の焼香台に進んで行う。最も一般的 斎場での一般的な葬儀・通夜
座礼焼香 座ったまま焼香台の前に進んで行う 自宅葬・和室での葬儀
回し焼香 香炉が自分のところに回ってくる形式。座ったまま行う 小規模な葬儀・狭い会場

立礼焼香の基本的な手順

  1. 前の人が終わったら、軽く一礼してから焼香台に進む
  2. 遺影に向かって合掌・一礼
  3. 右手の親指・人差し指・中指で抹香(香)を少量つまむ
  4. つまんだ抹香を額の高さまで持ち上げ(おしいただく)、香炉の炭の上に静かに落とす
  5. 再度合掌・一礼してから一歩下がり、遺族に一礼して席に戻る

宗派別の焼香回数と作法

宗派 焼香回数 おしいただく 主な特徴
浄土宗 1〜3回 する
浄土真宗(本願寺派) 1回 しない おしいただかずそのまま落とす
浄土真宗(大谷派) 2回 しない おしいただかずそのまま落とす
曹洞宗 2回 1回目はする・2回目はしない 1回目(主香)をおしいただき、2回目(副香)はそのまま
臨済宗 1回 する
真言宗 3回 する 仏・法・僧(三宝)または三密に由来
天台宗 1〜3回(定めなし) する(任意) 明確な定めなし
日蓮宗 1〜3回 する
💡 宗派が分からない場合は1回・おしいただく形で問題なし

参列者が多いと宗派を確認する間もなく順番が来ることがあります。宗派不明の場合は1回・おしいただく形で行えば概ねどの宗派でも大きな失礼にはなりません。前の参列者の作法を参考にしても構いません。

お悔やみの言葉と忌み言葉

基本的なお悔やみの言葉

「このたびはご愁傷様でございます」(最も一般的。どの宗派でも使える)
「心よりお悔やみ申し上げます」
「突然のことで言葉もございません」
「ご冥福をお祈りいたします」(仏式のみ可。神式・キリスト教では不可)

忌み言葉(使ってはいけない言葉)

種類 具体例 理由
重ね言葉 重ね重ね・たびたび・くれぐれも・いよいよ・また・次々 不幸が重なることを連想させる
不吉な言葉 死ぬ・急死・生きていたころ 直接的な表現で遺族の心を傷つける可能性
仏教用語(神式・キリスト教) ご冥福・成仏・供養・往生・極楽浄土 仏教的世界観に基づく表現のため他宗教では不適切
長い挨拶 通夜では簡潔な言葉が基本。遺族は多くの方への対応で疲弊している

通夜振る舞いのマナー

通夜振る舞いとは、通夜の後に設けられる飲食の席のことです。遺族が参列者をもてなし、故人の思い出を語り合う場です。

参列者としての通夜振る舞いのマナー

ポイント 内容
参加するかどうか 案内されたら参加するのがマナー。断る場合は「急ぎの用がある」など簡潔に断る
少量でも口をつける 飲食できない事情があっても、少しだけ口をつけるのが礼儀とされる
会話のテーマ 故人との思い出や故人がどのような人だったかについて語り合う。業務の話・明るすぎる話題は控える
滞在時間 1〜1.5時間程度が目安。長居しすぎず遺族の負担を考える
退席時 遺族に一言お悔やみを述べてから退席する
通夜振る舞いを行わない地域・家庭もあります(東日本では行われないことも多い)。また、家族葬では通夜振る舞いを省略するケースも多くなっています。

宗派別通夜の作法

仏教各宗派の作法比較

宗派 香典の表書き 焼香回数 特記事項
浄土真宗(本願寺派) 御仏前(御霊前は不可) 1回(おしいただかない) 清めの塩は使用しない。線香は寝かせる。「ご冥福」不使用
浄土真宗(大谷派) 御仏前 2回(おしいただかない) 浄土真宗と同様
曹洞宗 御霊前(四十九日前) 2回(1回目のみおしいただく) 読経時間が比較的長い
臨済宗 御霊前(四十九日前) 1回
真言宗 御霊前(四十九日前) 3回(おしいただく) 密教的要素。護摩供養が行われる場合もある
日蓮宗 御霊前(四十九日前) 1〜3回 南無妙法蓮華経の題目。太鼓使用の場合あり
天台宗 御霊前(四十九日前) 1〜3回(定めなし)
浄土宗 御霊前(四十九日前) 1〜3回

神道の通夜(通夜祭)

項目 内容
名称 通夜祭(つやさい)
中心的な儀式 玉串奉奠(たまぐしほうてん)——焼香の代わりに榊の枝を神前に捧げる
拝礼 二礼二拍手一礼(葬儀では音を立てない「しのび手」)
香典の表書き 御玉串料・御榊料・御神前(「ご冥福」「成仏」などの仏教用語は不使用)
持参しないもの 数珠(仏教の法具のため不要)
お悔やみの言葉 「御霊のご平安をお祈りいたします」

キリスト教の通夜(前夜祭・通夜の集い)

項目 カトリック プロテスタント
名称 通夜の集い・前夜祭 前夜祭・記念式
儀式 讃美歌・聖書朗読・献花 讃美歌・聖書朗読・献花
香典の表書き 御花料・献花料 御花料(「御霊前」は不可)
焼香 行わない(献花が中心) 行わない(献花が中心)
数珠 不要 不要

費用の内訳と見積もりの注意点

通夜に関連する費用の内訳

費用項目 金額目安 備考
祭壇費(花祭壇) 15〜50万円 白木祭壇は10〜30万円
5〜50万円 材質・グレードで大きく変わる
ドライアイス 5,000円/日 安置日数分かかる
遺体搬送 15,000〜30,000円 距離によって変わる
斎場使用料 3〜15万円
お布施(通夜分) 3〜10万円 宗派・寺院によって大きく異なる。御車代・御膳料は別途
通夜振る舞い(料理) 1,500〜3,000円/人 仕出し弁当の場合。参列者数の30〜50%で準備が目安
会葬御礼品 300〜800円/個 ハンカチ・タオル・お茶など

見積もりで注意すべき「基本プランに含まれない費用」

含まれない費用の例 補足
お布施・御車代・御膳料 宗教者への謝礼は葬儀社の見積もりに含まれないのが原則
火葬料 公営5,000〜50,000円・民営50,000〜150,000円程度
遺影写真の加工・引き伸ばし 別途1,000〜10,000円程度かかる場合がある
供花(友人・会社から) 事前想定外の供花は追加費用になることがある
通夜振る舞いの人数超過 想定より参列者が多い場合に追加費用が発生
💡 複数の葬儀社に見積もりを依頼し、「追加費用の上限」を必ず確認

基本プランの金額だけで判断すると、最終的に大幅に超過するケースがあります。「見積もり外で発生する費用として何がありますか」と事前に確認し、書面に残しておくと安心です。

喪主・遺族側の準備チェックリスト

逝去直後(当日)

逝去直後(0〜2時間以内)
  • 医師による死亡診断書を受領する
  • 葬儀社に連絡し、遺体の搬送を依頼する
  • 菩提寺・神社・教会に連絡する(宗教者の都合を確認)
  • 家族・近親者に第一報を入れる
葬儀社との打ち合わせ(逝去から6〜12時間)
  • 通夜・葬儀の日程・会場を決定する
  • 宗派・菩提寺を葬儀社に伝える
  • 規模(参列者数の目安)・予算を伝える
  • 見積もりの詳細内訳・追加費用の上限を確認する
  • 遺影写真を選定する(最近5〜10年以内の写真が望ましい)
通夜前日まで
  • 訃報を関係者に連絡する(氏名・享年・日時・場所・宗派・喪主名)
  • 供花・供物の手配を確認する
  • 受付係を親族から選定・依頼する
  • 通夜振る舞いの人数・料理を葬儀社と確認する
  • 会葬御礼品の数を確認する
通夜当日(開始3時間前〜)
  • 会場設営・遺影・位牌の設置を確認する
  • 受付係に香典の受け取り方・記帳の手順を説明する
  • 僧侶との最終打ち合わせ(焼香の順序・読経時間など)
  • 駐車場の状況を確認する
  • 喪主挨拶の内容を準備する(原稿は不要だが要点はメモしておく)

訃報連絡で必ず伝える事項

①故人の氏名・享年
②逝去日時・場所
③通夜の日時・会場名・住所
④葬儀・告別式の日時
⑤喪主名・連絡先
⑥宗派・形式(家族葬など)
⑦香典・供花・供物の可否
⑧服装(喪服・平服の別)
⑨駐車場・交通アクセス

よくある質問

通夜と葬儀、どちらか一方しか参列できない場合はどちらを優先すべきですか?
一般的には葬儀・告別式への参列が望ましいとされています。ただし、仕事の都合上夕方から夜に行われる通夜の方が参列しやすい場合は、通夜のみの参列でも失礼にはあたりません。
数珠を持っていない場合、通夜に参列できますか?
数珠がなくても参列自体は問題ありません。ない場合は焼香時に合掌で行えば失礼にはあたりません。神式・キリスト教の葬儀では数珠は不要です。
仮通夜と本通夜の両方に参列する必要がありますか?
一般参列者が両方に参列する必要はありません。仮通夜は近親者のみで行うのが一般的で、一般参列者は本通夜に参列するのが通例です。
家族葬の通夜に参列したい場合はどうすればいいですか?
家族葬は喪主から招待された人のみが参列できます。案内がない場合は参列を控え、後日自宅に弔問するか、お供えや弔電を送るのが適切です。弔問の際は必ず事前に遺族に連絡を入れてから伺いましょう。
宗派が分からず香典袋の表書きに迷っています
「御香典」が最も汎用性が高く、仏式のほとんどの宗派に対応できます。ただし浄土真宗は「御仏前」を使うのが正式で、「御霊前」はNGです。宗派が全く不明な場合は「御香典」が最も無難です。
浄土真宗の通夜に「御霊前」と書いた香典袋を持参してしまいました
故意でない限り大きな問題にはなりません。もし時間があれば「御香典」に書き直すのが望ましいです。当日準備できない場合はそのまま渡しても差し支えありません。
お布施はいくら用意すればいいですか?
宗派・地域・寺院によって大きく異なります。通夜分単独では3〜10万円程度が目安ですが、菩提寺に直接確認するのが最も確実です。同じ寺院で葬儀を行った檀家に相談する方法もあります。御車代(5,000〜10,000円)・御膳料(5,000〜10,000円)も別途用意するのが一般的です。
通夜振る舞いは必ず参加しなければいけませんか?
案内されたら参加するのがマナーですが、やむを得ない事情がある場合は「急ぎの用がございまして…」と一言添えて退席しても構いません。参加する場合でも少量口をつければ十分で、長居する必要はありません。

まとめ:通夜に関する重要ポイント

  • 現代の通夜は夕方から2〜3時間程度の「半通夜」が主流
  • 家族葬(全葬儀の約6割)は招待された人のみ参列可能——無断参列は控える
  • 参列者の服装は「準喪服」が基本。急な場合は「略喪服(ダークスーツ)」でも可
  • 持参するもの:香典(袱紗に包む)・数珠(仏式のみ)・黒白ハンカチ
  • 香典の表書きは「御香典」が最も汎用的。浄土真宗は「御仏前」のみ使用
  • 4・9を連想する金額、偶数金額は避ける
  • 焼香の回数は宗派によって異なる(浄土真宗:1回、真言宗:3回など)
  • 「ご冥福をお祈りします」は仏式のみ可。神式・キリスト教では不使用
  • 通夜振る舞いは少量でも口をつけるのがマナー
  • 喪主は見積もりの「基本プランに含まれない費用」を必ず確認する
  • 浄土真宗は「御霊前」不可・清めの塩不使用・焼香はおしいただかない
  • 神式では数珠不要・仏教用語(ご冥福など)は使用しない