喪服の当日レンタル完全ガイド|店舗・ネット・葬儀社経由の3つの方法・料金相場・サイズ確認・返却まで

急なご不幸で「喪服が間に合わない」と焦っている方へ。この記事では当日でも喪服を用意できる方法(店舗レンタル・ネットレンタル・葬儀社経由)の全手順を、行動前の確認事項から料金相場・サイズ選び・返却方法まで一通り解説します。

まず深呼吸をして、どの方法が今の状況に合っているかをこの記事で確認してください。

結論:当日でも喪服は用意できます——3つの方法

方法 受け取り 料金の目安 こんな方に
①店舗レンタル 即日・その場で受け取り 7,700円〜
小物セットは+3,000〜5,000円
近くに店舗がある・試着したい
②ネットレンタル(即日発送) 最短翌日午前中
(東京・大阪・名古屋など)
4,800円〜
往復送料込みのサービスが多い
店舗が近くにない・24時間注文したい
③葬儀社経由 葬儀社スタッフが手配・確保 7,700円〜
仲介手数料が加算される場合あり
喪主・遺族側で葬儀準備と同時に揃えたい

✅ 今すぐ動く前に:まずこの3点を確認

①お通夜・葬儀の日時と場所——ネットレンタルの場合、到着日時の確認に不可欠

②ご自身の立場(喪主・遺族側 or 一般参列者)——格式の違いに関わります

③サイズ——特にネットレンタルは試着できないため、先に測っておきましょう

行動前の準備:サイズ確認と小物リスト

サイズの測り方(ネットレンタルで最も重要)

ネットレンタルでは試着ができないため、事前の採寸が全てです。できるだけ薄着の状態で、できればご家族に手伝ってもらいながら測ってください。

👗 女性が測る箇所

  • 身長
  • バスト(胸の一番高い位置を水平に)
  • ウエスト(一番くびれた部分)
  • ヒップ(一番膨らんだ部分)
  • 肩幅(首の中心から肩先まで)
  • 普段の号数(7号・9号など)も確認

🧥 男性が測る箇所

  • 身長・体重の目安
  • 胸囲(バスト)
  • ウエスト
  • 首周り
  • 股下
  • 普段のスーツのサイズ(A5・Y7など)

⚠ サイズ選びの注意点

「号数」や「S/M/L」だけで選ばないでください。ブランドやデザインにより実寸が異なります。商品ページに記載されているバスト・ウエストの実寸(cm)と、測ったご自身の数値を必ず照合してください。また、立ち上がり・お辞儀など動作が多いため、ピッタリより1サイズゆとりがある方が楽です。

喪服と一緒に必要な小物リスト

👗 女性に必要な小物

  • 黒のパンプス(金具のないもの)
  • 黒のバッグ(光沢のない布製)
  • 黒のストッキング
  • ネックレス(一連の真珠またはオニキス)
  • イヤリング・ピアス(一粒タイプ)
  • 袱紗(ふくさ)
  • 数珠

🧥 男性に必要な小物

  • 黒のネクタイ(光沢のないもの)
  • 黒の革靴(金具・装飾のないもの)
  • 黒の靴下
  • 白いワイシャツ(無地)
  • 袱紗(ふくさ)
  • 数珠

多くのレンタルサービスでは小物一式セットが用意されています(追加料金3,000〜5,000円程度)。靴のサイズも確認しておきましょう。

喪服の格式——どれを選べばよいか

「喪服」には格式があります。選び間違えると失礼になるため、ご自身の立場を確認してから選んでください。

格式 呼び方 対象 特徴
第一礼装 正喪服 喪主・遺族側
(配偶者・子ども・孫など)
女性:黒のロングワンピースやスーツ(膝下丈)。男性:モーニングコートまたは紋付羽織袴
第二礼装 準喪服 一般参列者の大多数・遺族側も多く着用 女性:黒のブラックフォーマルワンピース・スーツ。男性:黒のブラックスーツ。最も一般的な喪服
略式礼装 略喪服 一般参列者(急な訃報など) 女性:黒や濃紺などダークカラーのスーツ。男性:ダークスーツ(黒・紺・グレー)。急な場合の代替として

💡 迷ったら「準喪服」を選べばOK

レンタルで「喪服」として販売されているほとんどは準喪服(ブラックフォーマル)です。一般参列者の方は準喪服で問題ありません。喪主・ご遺族側の方は葬儀社に確認するか、レンタルスタッフに「喪主(遺族)として参列します」と伝えれば適切なものを案内してもらえます。

①店舗レンタルの流れ——即日その場で受け取る

メリット・デメリット

✅ 店舗レンタルのメリット

  • 試着できるのでサイズ失敗なし
  • スタッフに直接相談できる
  • その場で受け取れる
  • 裾上げを即日対応してくれる場合がある

⚠ 注意点

  • 営業時間内のみ(深夜・早朝は不可)
  • 近くに店舗がない地域もある
  • サイズや在庫が限られる場合がある
  • 来店に時間・体力が必要

当日店舗レンタルの流れ(STEP 1〜5)

  • 1
    まず電話で在庫確認(来店前に必須)
    「喪服 レンタル ○○(地域名)」で検索して候補店舗を2〜3件リストアップ。来店前に必ず電話を入れ、①必要な喪服の性別・サイズ、②来店希望時間、③即日裾上げの可否を確認してください。無駄足を防ぐだけでなく、店舗側も準備できて手続きがスムーズになります。
  • 2
    来店・試着
    スタッフの案内で試着。サイズ感だけでなく、動いたときの窮屈さも確認を。この時に小物の同時レンタルも検討します。
  • 3
    契約・支払い
    申込書に記入し、料金を支払います。本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)が必要です。レンタル期間・返却方法・汚損時の扱いを確認しておきましょう。
  • 4
    受け取り(裾上げについて)
    裾上げなしならその場で受け取り。裾上げは午前中来店の方が即日対応してもらいやすい傾向があります。「本日中に裾上げは可能ですか?」と電話時点で確認しておくのが確実です。
  • 5
    返却(クリーニング不要)
    返却日までに店舗へ持参または郵送。クリーニングは不要で、そのまま返却できます。

⚠ 在庫切れ対策:複数店舗を候補に

1店舗だけに絞らず、最初から2〜3店舗を候補にしておきましょう。特に標準サイズ外(小柄・大柄・マタニティ)の方は、ネットレンタルもバックアップとして検討しておくと安心です。

②ネットレンタルの流れ——来店不要・24時間注文できる

メリット・デメリット

✅ ネットレンタルのメリット

  • 24時間・深夜でも注文できる
  • 大きいサイズ・マタニティ・子ども用も豊富
  • 斎場や宿泊先への直送が可能
  • 往復送料無料のサービスが多い
  • 料金が店舗より安い(4,800円〜)

⚠ 注意点

  • 試着できない(サイズ確認が命)
  • 「即日発送」でも当日届くとは限らない
  • 地方・離島は翌々日以降になる場合も
  • 実物の色味・質感が写真と多少異なる場合あり

ネットレンタルで「当日・翌朝」に間に合わせる最重要ポイント

🔑 注文前に必ず確認する2つのこと

①即日発送の締め切り時間:多くのサービスは「16時まで」の注文で当日発送。この時間を1分でも過ぎると翌日発送になります。まずこれを確認してください。

②お届け可能日時:「即日発送」は「その日に発送する」という意味であり、「当日届く」ではありません。郵便番号を入力すると最短お届け日時が表示される機能を必ず使い、通夜・告別式に間に合う日時を確認してください。

地域の目安 最短お届け 条件
東京・大阪・名古屋(一部エリア) 翌日午前中 16時までの注文で即日発送
本州・四国・九州(主要都市) 翌日〜翌々日 サービス・エリアによる
北海道・沖縄・離島 翌々日以降 送料が別途かかる場合あり

ネットレンタルの流れ(STEP 1〜5)

  • 1
    サービスを選び、喪服・小物を選択
    「喪服 レンタル 即日」などで検索。事前に測ったサイズを基に商品ページの実寸(cm)と照合しながら選びます。小物セットが必要な場合は同時に選択。
  • 2
    注文・支払い(クレジットカードが一般的)
    お届け先(自宅・斎場・ホテルなどに直送も可能)とお届け日時を指定して注文。
  • 3
    受け取り・内容確認
    届いたらすぐ開封。商品・小物・返却用の着払い伝票が揃っているか確認します。
  • 4
    着用
    お通夜・告別式で着用します。
  • 5
    返却(クリーニング不要・コンビニから着払い)
    届いた箱に商品を入れ、同封の着払い伝票を貼ってコンビニや郵便局に持ち込むだけ。クリーニング不要。返却期限は3泊4日が一般的。

③葬儀社経由——喪主・遺族側の方に特に便利

葬儀社のほとんどは貸衣装店と提携しており、葬儀の手配と同時に喪服を確保してもらえます。

✅ 葬儀社経由のメリット

  • 葬儀準備と一括で対応できる
  • 地域の慣習に合わせた提案をしてもらえる
  • 遺族側で複数名分を同時に手配しやすい

⚠ 注意点

  • 仲介手数料がかかる場合がある
  • 選択肢は葬儀社の提携先に限られる
  • 料金が他の方法より高い場合がある

喪主や近親者の方は、葬儀の手配と合わせて「喪服のレンタルも相談できますか?」と担当スタッフに一言伝えるだけで手配が進みます。

在庫切れで困らないための3つのコツ

コツ①:店舗レンタルは必ず来店前に電話を
来店前に電話一本入れて在庫確認。必要なサイズ・日程・即日裾上げの可否を確認してから出発することで、無駄足を防げます。

コツ②:候補を複数用意しておく
1つの店舗やサイトだけに絞らず、2〜3つを候補にしておきます。特にサイズが標準外の方(大柄・小柄・マタニティ・子ども)は、ネットレンタルの方が対応サイズが豊富な傾向があります。

コツ③:ネットレンタルは数時間後に再確認する
在庫が「×」表示でも、他の方が返却した商品がクリーニングを経て在庫に戻るタイミングがあります。すぐに諦めず数時間後に再確認する価値があります。

料金相場まとめ

レンタル方法 喪服本体の相場 小物セット追加 送料
ネットレンタル 4,800〜10,000円程度 +3,000〜5,000円 往復無料のサービスが多い
店舗レンタル(貸衣装店) 7,700〜15,000円程度 +3,000〜5,000円 なし(持参・持ち帰り)
葬儀社経由 7,700円〜(仲介料含む) 葬儀社により異なる なし

※料金は目安です。サービス・サイズ・セット内容により変動します。

レンタル期間は3泊4日が一般的です。延長は1日あたり1,000円程度かかることが多いため、返却日は余裕をもって設定してください。

よくある質問

Qバッグや靴などの小物もレンタルできますか?

はい。ほとんどのサービスで「小物一式セット」のオプションがあります(追加料金3,000〜5,000円程度)。バッグ・靴・数珠・袱紗・アクセサリーなどが含まれます。靴のサイズも事前に確認しておいてください。

Q汚してしまった場合はどうなりますか?

通常の着用で生じた汚れはクリーニング代込みのため追加料金はかかりません。ただし修復不可能なシミや破損(タバコの焦げなど)は修繕費を請求される場合があります。心配な方は「安心補償サービス(保証料:レンタル料の10%程度)」への加入をお勧めします。

Q裾上げ以外のサイズ直しはできますか?

裾上げは店舗レンタルで即日対応してもらえる場合があります。一方、ウエストや肩幅などの本格的なサイズ直しはレンタル商品では基本的に難しいため、事前の正確なサイズ確認が重要です。ネットレンタルでは商品ページの実寸(cm)との照合を念入りに行ってください。

Q子ども用・マタニティ用の喪服はレンタルできますか?

はい。ネットレンタルサービスは子ども用(サイズの変わりやすい時期に特に便利)やマタニティ用を扱っているサービスが増えています。サイズの選択肢が多いのはネットレンタルの強みです。子ども用は「制服があれば制服が正式」ですが、ない場合はレンタルが選択肢になります。

Qレンタルと購入、どちらがいい?

今回急に必要になった場合はまずレンタルが最も現実的な選択です。今後の利用を考えると、着用機会が多い方・親戚が多い方は購入も検討する価値があります。一方で、体型が変わりやすい方・保管場所が限られる方・着用機会が少ない方はその都度レンタルの方が合理的です。今回レンタルを使ってみてから購入の判断をされるのもよいでしょう。

Q斎場や宿泊先への直送はできますか?

ネットレンタルの多くは、自宅だけでなく式場・斎場・ホテルへの直送に対応しています。注文時のお届け先に斎場住所を入力するだけです。到着日時の確認だけ確実に行ってください。

行動チェックリスト(葬儀当日の準備)

  • 通夜・葬儀の日時・場所を確認した
  • ご自身の立場(喪主・遺族 or 参列者)を確認した
    → 喪主・遺族は準喪服またはそれ以上。参列者は準喪服でOK
  • サイズを測った(女性:身長・バスト・ウエスト・ヒップ、男性:胸囲・ウエスト・股下)
  • 必要な小物を確認し、自分で用意できるもの・レンタルするものを分けた
  • レンタル方法を決めた(店舗 or ネット or 葬儀社経由)
  • 【店舗の場合】電話で在庫確認をした
  • 【ネットの場合】即日発送の締め切り時間とお届け日時を確認した
  • 安心補償サービスへの加入を検討した

まとめ:喪服の当日レンタル

  • 当日の喪服用意は①店舗レンタル(即日受け取り)、②ネットレンタル(最短翌日午前)、③葬儀社経由の3つの方法がある
  • 料金の目安:ネット4,800円〜、店舗7,700円〜。小物セット追加は+3,000〜5,000円
  • 迷ったら「準喪服(ブラックフォーマル)」を選べばOK。遺族側の方は葬儀社またはスタッフに確認
  • 店舗レンタルは来店前に必ず電話で在庫確認——これが最重要
  • ネットレンタルは即日発送の締め切り時間お届け日時の確認が全て。「即日発送≠当日届く」
  • ネットレンタルは往復送料無料・コンビニから着払いで返却できるサービスが多い
  • 子ども用・マタニティ用・大きいサイズはネットレンタルが品揃えが豊富
  • クリーニング不要。汚損リスクが心配な方は安心補償サービス(+レンタル料の10%程度)を検討

最終更新:2026年5月|TERASU by 玉泉院 編集部