Amazonプライム契約者が亡くなった時の解約手順【遺族が代行できる】電話・チャット別に解説

この度はご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。大切な方を亡くされ、悲しみの中で様々な手続きに追われていらっしゃることと存じます。この記事が、少しでもお力になれれば幸いです。

結論から申し上げます:故人様のAmazonプライムの解約は、Amazonカスタマーサービスに連絡することで、ご遺族が代行できます。アカウントのパスワードが不明でも手続きは可能です。

この記事でわかること

  • 手続きの全体像(4ステップ)と所要時間の目安
  • 事前に用意しておくものリスト(印刷してご利用ください)
  • 電話・チャット別の具体的な手順と会話例
  • 年会費の返金、アカウント閉鎖の判断基準
  • Kindle Unlimited等の他サービスへの対応方法
  • デジタル遺品への備えについて

手続きの全体像

手順は大きく4つです。手続きの期限は設けられていないため、葬儀や優先すべき手続きが落ち着いてから着手されても問題ありません。

手順 内容 所要時間の目安
STEP 1 情報の整理と準備 10〜30分
STEP 2 カスタマーサービスへ連絡 10〜20分
STEP 3 Amazonの案内に従い手続き 5分〜
STEP 4 解約完了の確認
💡 アカウント情報が不明でも大丈夫です

故人様のメールアドレスやパスワードが分からない場合でも、カスタマーサービスに「遺族として手続きをしたい」とお伝えすれば、氏名・電話番号・住所などの情報からアカウントを特定してもらえます。ご自身でパスワードを何度も試したり、無理にサインインしようとする必要はありません。

📋 出典について

本記事は Amazon.co.jp の公式ヘルプページ「アカウントの持ち主が亡くなった場合」を参照し、2025年時点の情報をまとめています。手続き方法は変更される場合があるため、最新情報は Amazon公式サポートページもあわせてご確認ください。

事前準備チェックリスト【印刷してご利用ください】

連絡前にこちらの情報を手元に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。

準備するもの 詳細・補足
【必須】故人様のアカウント情報(分かる範囲で結構です)
□ 氏名 故人様のお名前
□ 登録メールアドレス 最も重要な手がかりです。スマートフォンのメールアプリ、パソコンの受信履歴から確認できる場合があります
□ 登録電話番号 メールアドレスが不明でも、氏名+電話番号+住所でアカウントを特定できる場合があります
□ 登録住所
【必須】ご連絡者(ご遺族)の情報
□ 氏名 ご自身のフルネーム
□ 続柄 (例:妻、長男 など)
□ 連絡先電話番号・メールアドレス
【必要に応じて】死亡の事実を証明する書類
□ 死亡診断書のコピー 通常は口頭の説明で進められます。ただしAmazonから提出を求められることがありますので、手元にあると安心です
□ 戸籍謄本(除籍謄本)のコピー
□ 葬儀の案内状など

電話での手順

口頭でやり取りしながら進めたい方、疑問をその場で解消したい方に向いています。

⚠️ 電話のかけ方について(重要)

Amazonでは現在、直通番号への発信ではなく「ウェブサイトから折り返し電話をリクエストする」方式が推奨されています。公開されていた旧フリーダイヤルは順次閉鎖されており、直接かけても繋がりにくい状況です。以下の手順でリクエストしてください。

1
Amazon公式サイトにアクセスし、ヘルプページを開く
Amazonトップページ上部またはフッターの「ヘルプ&カスタマーサービス」を選択します。ご自身のAmazonアカウントでサインインしておくとスムーズです(サインイン不要でも連絡は可能です)。
2
「カスタマーサービスへ連絡」を選択する
「問題が解決しない場合は」から「カスタマーサービスへ連絡」を選択します。
3
「今すぐ電話をリクエストする」を選択し、折り返し先電話番号を入力する
連絡方法の選択画面で「電話」を選び、Amazonから折り返してもらう電話番号(ご自身の番号)を入力します。数分以内にAmazonから電話がかかってきます。
4
オペレーターに用件を伝える
以下のように伝えると、スムーズに手続きが進みます。
「お世話になります。先日、父の〇〇(故人様の氏名)が亡くなりました。父が契約していたAmazonプライムの解約手続きについてお願いしたく、ご連絡いたしました。アカウントのメールアドレスは〇〇と思われます。私は〇〇(ご自身の氏名)と申しまして、長男でございます。」
5
オペレーターの質問に答え、以降の案内に従う
アカウント特定のため、氏名・メールアドレス・住所などを確認されます。分かる範囲でお答えください。確認後、今後の手続きの案内があります。必要に応じてメモを取りながら進めましょう。不明な点はその場で質問して大丈夫です。

チャットでの手順

電話が難しい状況の方、やり取りをテキストで記録しておきたい方に向いています。スマートフォンからはデスクトップ表示に切り替えるとアクセスしやすくなります。

1
Amazon公式サイトの「カスタマーサービスへ連絡」ページにアクセスする
電話の手順1・2と同じ手順でカスタマーサービスのページを開きます。
2
「今すぐチャットを開始する」を選択する
連絡方法の選択画面で「チャット」を選択します。チャットウィンドウが開きます。
3
用件を入力する(最初はAIが応答します)
以下のように入力してください。AIから担当者に引き継がれます。
「契約者である家族が亡くなりました。Amazonプライムの解約手続きについて、担当者の方にご相談できますでしょうか。」
4
担当者の指示に従い、情報を入力していく
故人様のアカウント情報とご自身の情報を入力します。電話と同様に、アカウントが確認でき次第、今後の手続きについて案内があります。チャットのやり取りはウィンドウを閉じた後でもご自身のメールに履歴が届く場合があります。

よくあるご質問

故人のアカウントにサインインできません。手続きできますか?
できます。メールアドレスやパスワードが分からなくても、カスタマーサービスへの連絡で手続きを進めることが可能です。氏名・電話番号・住所など、分かる情報をお伝えください。生前使われていたスマートフォンやパソコンのメール履歴・アプリも手がかりになります。パスワードを無理に試してアカウントがロックされると、手続きが複雑になる場合がありますのでご注意ください。
支払い済みの年会費・月会費は返金されますか?
返金の対象となる場合があります。Amazonプライムの利用状況に応じて、未使用期間分が月割り・日割りで返金されることがあります。返金がある場合、登録していたクレジットカードへの返金、またはAmazonギフト券での対応が一般的です。解約手続きの際にカスタマーサービスの担当者へ必ず確認してください。
プライムを解約すると、Amazonアカウント自体も削除されますか?
いいえ、通常はプライム会員資格の解約のみとなります。アカウント自体は残り、無料会員(通常の状態)になります。アカウント全体の閉鎖(削除)をご希望の場合は、その旨を明確に担当者へお伝えください。ただし、アカウントを削除すると購入履歴・Kindleで購入した電子書籍・Amazon Photosに保存した写真・ギフト券の残高などにアクセスできなくなります。特別な理由がない限り、まずプライムの解約のみに留めることをお勧めします。
Kindle UnlimitedやAmazon Music Unlimitedなどの他のサービスはどうなりますか?
プライムとは別のサービスは、プライムを解約しても継続して課金される場合があります。解約手続きの際に「他に契約しているサービスがないか確認してほしい」と担当者にお伝えください。また、Amazon定期おトク便(定期購入)も別途停止が必要です。意図しない請求を防ぐために、まとめて確認することをお勧めします。
AmazonアカウントやAmazonギフト券残高は相続できますか?
Amazonのアカウントやデジタルコンテンツの利用権は、Amazonの利用規約上、一身専属(その方限りの権利)とされており、相続の対象にはならないと解釈されるのが一般的です。ただし、Amazonギフト券の残高は金銭的価値を持つため、相続財産に含まれる可能性があります。残高が高額な場合は、税理士・弁護士などの専門家にご相談されることをお勧めします。
手続きの期限はありますか?
Amazonから「いつまでに解約しなければならない」という期限の定めはありません。ただし、解約しない間は料金の請求が続きますので、なるべく早めに対応されることをお勧めします。解約後に未使用期間分の返金が受けられる場合もあります。葬儀や優先すべき手続きが落ち着いてから、ご自身のペースで進めていただいて構いません。

デジタル遺品への備えについて

今回のような手続きを経験された方の多くが、「故人のデジタルアカウントがどこにあるか分からなかった」という問題に直面します。デジタル遺品とは、故人がインターネット上やデバイスに残したデータ全般を指します。

  • 各種ウェブサービスのIDとパスワード
  • SNSアカウント(Facebook・X・Instagramなど)
  • ネット銀行・ネット証券の口座
  • 有料サブスクリプションサービス
  • クラウドに保存した写真や文書

これらが家族に伝わっていない場合、一つひとつサービス会社に問い合わせて手続きをしなければならず、遺族に大きな負担がかかります。ご自身のデジタル情報を一覧にして、信頼できるご家族に保管場所を伝えておく「デジタル終活」の重要性が高まっています。

まとめ:大切なポイント

  • 解約はAmazonカスタマーサービスへの連絡(電話リクエストまたはチャット)で行う
  • 電話は直通番号ではなく、ウェブサイトから「折り返し電話のリクエスト」で依頼する
  • パスワード不明でも手続きは可能——氏名・電話番号・住所などで特定してもらえる
  • 手続きの期限はないが、解約まで課金が続くため早めの対応がお勧め
  • 年会費などは返金される場合がある——担当者に必ず確認を
  • アカウント閉鎖は購入履歴・写真・デジタルコンテンツが失われるため慎重に判断する
  • Kindle Unlimited等の他サービスは別途解約が必要なため、まとめて確認する

どうかご無理なさらないでください。手続きに行き詰まった際は、カスタマーサービスの担当者に遠慮なくご相談ください。